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徳川十五代将軍展
静岡県に位置する久能山東照宮は、「東照大権現」として神格化された徳川家康を祀る全国東照宮の中で、最も創建の古い神社です。江戸幕府を開き、天下太平の世の礎を築いた徳川家康は、元和2年(1616)に駿府城で75年の生涯を閉じ、亡骸は遺言によりその日の晩に久能山へ移され、ここに埋葬されました。元和3年12月に二代将軍徳川秀忠の命により久能山東照宮が創建。平成22年(2010)にはその本殿・石の間・拝殿が国宝に指定されています。付属する博物館には、奉納された家康所用の甲冑や晩年の手沢品、徳川歴代将軍の武具、直筆の書画などの宝物2000点以上が収蔵されています。
本展では、こうした貴重な宝物の中から、国宝2点・重要文化財31点を含む選りすぐりの名品の数々およそ100点を一堂に展示します。特に、歴代の十五代将軍全ての甲冑の展示は見どころの一つです。徳川将軍家の美術工芸品を通して、江戸時代の武家文化の精髄をお楽しみください。
6月27日から新潟県立近代美術館で開催される、「徳川十五代将軍展」のデザインを担当しました。
古びた印象に演出するため手触りのある紙を選択し、背景にはかすれ・汚れの入ったものを配置しています。








